2016年10月
保育心理士エッセイ

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角田 春高
(育て直し・育ち直り実践アドバイザー)


乳幼児から老人世代までの相談・援助活動に臨んできて40年ほど経ちます。4人の孫の成長に関わりながら、昨今の事件、事故を見ていると、諺に言う「三つ子の魂百まで」を思い出されて仕方がありません。
「三つ子の魂」を5つの発達課題で提示し、何歳からでもこの乳幼児体験を経験したら人生のやり直しが出来ると分かってきました。5つの発達課題とは、(1)微笑み、(2)安全・安心、(3)人見知り・後追い、(4)お話しとお手伝い、(5)譲ったり、譲ってもらったり、です。子どもの乳幼児体験は、生みの親だけではなく親戚縁者や保育者が「育ての親」として関わることで、子どもは経験できます。ここに、「保育」の重要性があります。生活年齢ではなく、「発達の順序」を踏まえた保育に取り組むと、保育者自身が自分の人生が楽しくなっています。親だけでなく保育者に子育て・保育を通して笑顔が出てくるのを観ることは、相談・援助者としてこの上ない喜びです。
これからも、親や保育者等「育ての親」の援助を続けます。相談・援助経験から学んだことは「角田メソッド」とまとめているので、参考にしていただけたら幸いです。

《参考URL》
ホームページ「角田メソッド」
http://kakutamethod.jp/index.html


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