服従性の心理は絶対です!!

現在日本ではあらゆるしつけ方が世の中に多く出回っています。
多くの愛犬家の方たちに、また犬たちに人間社会の中でどのようにしてよいのかわらず、悩み、苦しんでいます。
僕のところにも毎月何件ものお悩み相談のお電話が鳴り響いています。
近所からの苦情や、手に負えないなど、人間の勝手な理由により毎年数多くの何の罪もない犬たちが殺傷処分にされています。

犬たちには私たち人間と同じ命があり、感受性があり、感性を持って生きています。犬たちを正しく育てることが私たち愛犬家の責任であり、喜びであり、使命ではないでしょうか。

犬の行動心理の中では、いくつかの本能を元に心理学が存在しますが、大きく分けると獲物を捕らえようとする『狩猟本能』の心理と、群れの中で上下関係の中で上の者に従いたいという『服従性』の心理の2つに分かれます。

多くの訓練所や、しつけ教室、ドッグスクール、そして専門学校などで行われているのは、食べ物や、オモチャ、ボールなどを使った『狩猟本能』を利用したしつけのゲームです。
この方法でしつけると狩猟本能を発達させ、野生の心理を育てることにより、人間社会の中で困り、問題行動を起こすのです。
(愛犬とどのような生活を望むのかにもよってしつけ方は違います。よってオヤツやオモチャを用いたしつけを全面拒否するつもりはございません)

犬の群れの中で起きる上下関係を利用した『服従性』の行動心理学で犬のしつけを行っています。
犬の感性を人の愛情で受け止め、包み込むことによって人の愛情に従い育んでいきます。

人間でいえば、素直な子を育てるしつけ方法です。
犬たちは大切な家族の一員です。たまには大きな声で犬に指示を出すこともあることと思いますが基本は普段使っている自然な言葉で感情と感情・心と心のキャッチボールをするのです。

犬のしつけとは私たち人間と同じように人間社会のマナーやルールを身につけさせ、犬たちに自由という権利を与えることが本当のしつけだと僕は考えています。


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