甘やかしと愛情の区別を!!

愛情とはなんですか??
きっと僕なんかより愛情の真の意味を知っているのは皆さんだと思います。
我が子には愛情を。
自分の命を懸けてでも子供のために。
他人が拒むことでも親だけは信じすべてを包み込んでくれる存在。
それが愛情あってこそだと思っています。
良いモノは良い。悪いことは悪いとしっかりと教えるのが親の愛情

犬にも同じようにその愛情を持って関わっていますか??
「かわいい、かわいい」
「かわいそう、かわいそう」とばかり思っていませんか??
「甘やかし」と「愛情」は別物です。
何度も言うように僕なんかより皆さんたちの方が分かっていると思います。
その、「愛情」の意味に。

ではなぜ愛犬には真の愛情を持って接していけないのでしょうか?
日本人が犬に対する価値観というものが愛犬国(先進国)のアメリカやヨーロッパと違う部分があると思います。
日本人はまず、自分のエゴから犬を飼いたいと思い始めの方が多いと思います。
犬を飼って楽しく過ごしたい。
安らぎたい。
寂しさを紛らわしたい。
仔犬の姿が可愛い。


いろいろな理由があると思います。
しかし、
犬を飼って共に人生を歩みたい。
良きパートナーとして生活をしていきたい。
信頼し合える関係を目指したい。
本当の家族の一員として暮らして関わり続けていきたい。


そう思って犬を飼う人はどれくらいいるだろうか?
先進国では明らかに後に述べた意見だと思います。
だから多頭飼いできるほど、しつけもしっかりできるし、関わり合い方も知っています。
愛犬家のモラル意識が高い上で愛犬との暮らしも豊かになっていくのです。
ですから、この日本とは違い先進国では公共の場でも犬同伴OKの施設がたくさんあり世に認められた国となっているのです。
日本でも愛犬家の犬に対する考えが変わらぬ限りは、愛犬と行動できる範囲は広がることはないでしょう。
もちろん近年では愛犬同伴施設も多くはなってきていますが、それはあくまでも
「ビジネス中心で考えた」施設の部分が大半を占めているだろう。
誰でもが気軽に行ける場所は限られると思います。
先進国は基本、愛犬同伴別途料金発生にはならない。
この差が日本人との明らかな“差”だと思う。
(解放している施設もありますが)

犬とは何か?
「人と犬との共存社会」とはどのようなことなのか。
真の意味を理解するには、今の日本では正直難しいと思っている。
なぜなら愛犬との大切な接し方
「愛情」持って関わる。
この部分をどれだけの教える側が飼い主さんたちに真っ向からお教えしているだろうか??

自分自身が「愛情」の心と向き合い、「犬」を理解し、生活している飼い主さんは僕の経験上ではありますが、正直多いとは言えません。
その分、訓練競技会やアジリティー、ドッグショーなど専門分野で愛犬と関わり続けている飼い主さんは、しっかり理解されていると思います。
なぜなら関わり合い方を見れば一目瞭然です。
ぜひ一度その現場に足を運んでいただきたいです。
皆さんが愛犬を「大切な可愛い家族」と声を大にしておっしゃっていますが、僕ら側の人間からすると、正直申し上げにくいのですが残念ながら、
家族ではなく「ペット」だと思います。
愛情なくして家族と言えるのか。
血縁関係がなくとも愛情があれば家族同然に接する。
ならば愛犬にも愛情を持って接してほしい。
人も犬も甘やかしで本当の良き関係は築きあげられるのか。

「家族」と「ペット」の違いとはなにか。
それは皆さん自身でぜひ考えてほしいと思います。

「愛情」

「真の家族への第一歩」

甘やかしは人も犬も世の中もダメになるこの上ない最高の糖分である


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